日記 2022 4月〜5月

大学院で公衆衛生・疫学を学び始めました。臨床(診療)からほぼ半年離れることになります。

 


・時間を取って自分のために勉強できることがどれほどありがたいことだと、学生の時にはわからなかった。今、周囲には子育てや仕事をしながら大学院に通っている方が多く、頭が下がる。新しいことを知る喜び、古きを温める(だいぶ学生時代に習ったことを忘れている)喜びを感じる。

 


・勉強して何が知られているか知るだけではだめで、知見を鵜呑みにすることなく論理的に解釈できる必要がある。圧倒的にインプットしてきたものの、本当に正しいか論理的に疑う力を養う必要がある。

 


・その上でまだわかっていないことが何か、何が問題かを明確にし、それを解決するための方略を考える必要がある。問題意識は日々の臨床経験の中で生まれる疑問から起こる。

 


・専門やバックグラウンドが異なる中でその意義を伝える必要がある。聴くこと、学ぶことにはかなり意識的であったが、話すこと・書くことがあまりにできないことに打ちのめされそうになった。話すことが苦手なことは、ずっと変わっていないけれど。

 


・とても素晴らしい発表をしている方でも、その方ならではの悩みもあるし、努力もされている。

 


急がば回れ 先人に学び続けることでよいリサーチクエスチョンと巡り合うことを信じる。