20210523 日本プライマリケア学会のときの感想

日本プライマリケア学会がありました。

恩師の先生からご連絡いただいたこと、お世話になっている先生のお話を伺えたこと、同期の活躍・・・色々嬉しいことがありました。

自分の原点であり、いくつになっても帰ってきたい場所だなと思いました。
ライブ講演をかなり聞き逃しましたがオンデマンドで後日配信されることを信じて。
オンデマンドではH先生のポリファーマシーへの取り組みを拝聴したほか、M先生の遺伝性血管性浮腫を診断した症例報告がとても興味深く、また、なんと海外と日本のドナルド・マクドナルド・ハウスの発表をされている先生がいらっしゃり!!大変嬉しく存じました。

結局小児科には進みませんでしたが、家庭医療の根幹をなす「患者中心の医療」「家族志向のケア」の概念とハウスの概念はかなり親和性が高いことを再認識することができました。将来何かコラボレーションできれば良いのですが。

部活やとりわけW

 

塾で学んだこと、大事にしていたことも、日々の臨床にかなり影響しているように感じます。大きくいうと人としてのあり方、といえばいいのか。マインドというか。

とはいえわずか数年の研修で初々しい心は疲弊してしまい医療者独特の論理を習得してしまったような気持ちがしていました。日々目の前の患者さんにとって何ができるか精一杯考えることが大切だな、いつまでもみずみずしい気持ちで取り組みたいなと思えたことがとても良かった。

自分の使命、人生をかけて追求したいこと・・・プライマリケアへの学問的貢献、その価値を言葉や数字によって可視化すること、プライマリ・ケア医が抱える臨床的な悩み、未分化な部分での問題を解決する手段を提供する助けとなるエビデンスを作れるようになることか、うまく言語化できない。いずれにせよ、自分は総合内科医であるという自覚、自我が芽生えた。いや、この先、総合内科医と名乗っていいかもしれない、という自分への許しの気持ちが芽生えた?まあまず専門医をとってからですが、気持ちとして。

雑感でした。時間とともに仲間が増えることを実感し、歳をとっていくのも悪くないなと思いました。さまざまな出会いに感謝しています。いつも応援ありがとうございます。