20220819 前期講義

2022年6月-8月の日記①:前期後半の生活
研究テーマに悩み、試行錯誤のうちにあっという間に時間がたった。しかし先生方や、同期の学生の皆様とも少し打ち解け、議論を深めることができた。9月から臨床が始まり、今より忙しくなると思うので、今のうちに振り返っておきたい。

オリエンテーション
必要単位、履修要件がかなりややこしい。学部はほぼ必修だったのであまり悩んだ経験がないからか?それにしても一般教養のときよりもややこしい。
まず課程によって必要な単位が異なることと、その中で特定のコースの履修要件と課程の履修要件がまた異なることが主な原因である。

【前期前半の授業】
前期前半の授業は、疫学1、疫学2、文献検索法、産業・環境衛生学、基礎医療倫理学であった。

疫学1: 疫学の基礎を学ぶことができた。森鴎外高木兼寛の歴史にも学ぶ。

疫学2: より実践的な内容について学習した。

文献検索法: PubMed, Mendeley, 医中誌などの使い方を学べた。

産業・環境衛生学: 中毒学、NOAEL、など新たに勉強した。

基礎医療倫理学: Advanced care planningについて改めて学んだ。

 

【前期後半の授業】
前期後半から始まった授業は、医療の質評価、医療制度・政策、データ解析特論、感染症疫学、文献評価法であった。
医療の質: TeamSTEPPSについて勉強すると、更に学習の機会をいただいた。

医療制度・政策: 自分の無知さが分かった。日頃から政治にもっと関心を持つようにしたい。毎回その道のトップランナーの先生がお話してくださり勉強になった。

データ解析特論: STATAを基礎から教えていただき、実践につなげていきたい。

感染症疫学: 基本再生算数、Vaccine efficacy/effectivenessなど疫学の基本的考え方を学んだ。

文献評価法: evidence user入門とともに文献の批判的吟味の方法を学んだ。

【前期を通した授業】
医療統計学:最終レポートとして、因果グラフ(DAG)に関するレポートを記載した。

臨床研究計画法は自分の発表は終わり、客観的に聞けるようになったか。議論についていけるようになりたい。

臨床試験は後半にプロトコル作成実習があった。

【後期にもまたがる授業】
大学院教育コースは反転授業で質問を波に乗せるのが難しい。
夏期集中授業として、システマティック・レビューが控えており、現在SRWS-PSGの講義スライドを見たり、コクランハンドブックを読んだりしている。なかなかPICOが決まらない。

肝心の研究テーマについて、精神的に追い込まれたが、少し井戸を掘り始めることができたか。めげずに前向きに、継続して取り組んでいきたい。