ホスピタリストと継続性

自分の関心はどちらかというと家庭医療学や患者中心性ですが、現在は病棟での仕事がメインです。病院総合医、ホスピタリストなど称されている分野で現在発展してきていると思います。

職場が移ってからの大きな変化は「主治医制」から「チーム制」への変化です。

チーム制のおかげで、仕事のオン・オフがはっきりし、研究や勉強に確実に割ける時間ができました。また、休日のcallが劇的に減り、自分自身の精神衛生も良くなりました。課題としては、患者さんの診療の質を維持するために適切な引き継ぎや、チームメンバーとの意思疎通が重要になるところです。

継続性が少なくなってしまうこと、例えば受け持ち患者さんが自分の不在にしているときに急変してしまうことをどのように受け止めるか、、というところがまだ整理できておりません。前の職場では何かあれば主治医が駆けつける、という文化で医師-患者関係も築きやすいですが、引き継ぎ-引き継ぎになると患者さんやご家族も不安になるかもしれません。

個人が不在でも回るようなチーム作り、チームとしての継続性を維持できれば問題は解決すると思っています。

そうすると、今後は医師-患者関係だけでなく医療者-(患者さん+ご家族や介護者)のチームとしての関係作りが大切になりますね。