フィジカルレクチャー

身体所見のレクチャーを初めて担当した。

今回はバイタルサインについて、中でも奇脈と循環血漿量減少低下について講義した。

1)奇脈について

奇脈の生理的メカニズムを話すことで理解が定着した。水銀柱の血圧計を使用して実際に計測する授業ができたらよいな。健常者でも大きな呼吸をすると吸気での血圧低下は観察できるようである(マクギー)ので、研修医同士でやってみるのもよいか。

 

2)循環血漿量減少について

dehydrationとvolume depletionの違いを復習。ツルゴールの低下を前胸部でみるとよいこと。起立性低血圧について。Schellong testは本来立たせるが、立てない高齢者で座らせたときの感度は?→血圧調整機構が加齢によって低下するなら、案外と座らせるだけでも感度よく拾い上げられるかもしれない?